『PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Finals』Day2、2日ぶりの開催に猛追の世界王者と頭1つ抜けた上位4チーム

『PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Finals』Day2、2日ぶりの開催に猛追の世界王者と頭1つ抜けた上位4チーム

機材トラブルが解決し2日ぶりの開催となった。2日開いたことで各チームの動きが変わり、他チームの動きへの対策も見えた。特に順位を上げたのは中国代表のNV-XQFとDay1では16位だった世界王者Bigetron Red Aliensだった。
驚くような個人技とメタの読みあいで、Day3以降も各チームの動きの変化と順位の変動が楽しみだ。

PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Finals

2020年12月に24チームで行われた予選の上位16チームが、2021年1月21日~24日ドバイで行われるFinalsに出場する。
22日、23日がそれぞれ現地の機材トラブルで延期となったため1月25日,26日も試合が行われることになった。

Finalsへ進出した16チーム

ChinaFour Angry Men
IndonesiaBigetron Red Aliens
ThailandRRQ Athena
cisKoninaPower
TurkeyKlas Digital Athletics
ThailandSecret Jin
TurkeyFutbolist
ChinaNV-XQF
ThailandPower888 KPS
NepalAbrupt Slayers
BrazilAlpha7 E-sports
MongoliaZEUS ESPORTS
RussiaNatus Vincere
IndonesiaAerowolf LIMAX
MalaysiaTeam Secret
BangladeshA1 eSports

試合形式

Day1で回線に不調があったためDay2は1日7戦、Day3,4は1日8戦に変更された
各試合のマップは以下の通り
Match 7 Erangel
Match 8 Miramar
Match 9 Vikendi
Match 10 Erangel
Match 11 Sanhok
Match 12 Erangel
Match 13 Erangel

各チームの動きの傾向を読んだチームが躍進

Day1では安置の中心に多くのチームが密集し外側から進行したChinaFour Angry MenやRussiaNatus Vincereが上位に来たが、Day2では各チーム動きを変えてきてその更に1歩先の動きをしたChinaNV-XQFやIndonesiaBigetron Red Aliensが大きくポイントを伸ばした。

MATCH7(Erangel)

現地の機材トラブルで2日空いて再開したFinals、各チームDay1を受けて動きが変わってきた。
Day1では多くのチームが安置の中心に集まる展開だったが、Day1ほど密集せずチームによっては大きく回って空いているだろうポジションを取りに行く動きが目立った。

チームが中々減らない中で安置はGatka南東の水路周りになった。水路に入っているチームが強く、他に遮蔽物がほとんどない。
序盤から安置の中心の水路にいたBrazilAlpha7 E-sportsと、空いているルートを通って水路に移動してきたRussiaNatus Vincereが戦闘になった。
安置の内側にいるBrazilAlpha7 E-sportsが有利な立ち位置からグレネードでRussiaNatus VincereのMatic選手とTizxy選手をダウンした。しかしRussiaNatus VincereはOldBoy選手が火炎瓶での時間稼ぎや角を使ったプレッシャーで立て直すことに成功した。

赤丸Natus Vincere、緑丸Alpha7 E-sports

RussiaNatus Vincereは耐えたことが功を奏し、水路横の麦畑で伏せていたThailandPower888 KPSのTT選手がグレネード1つでBrazilAlpha7 E-sportsの3人をダウンしてRussiaNatus Vincereが勝ち切った。

RussiaNatus Vincereはその後TurkeyFutbolistとも水路での戦闘になった。お互い壁の出っ張りを使ったにらみ合いになり攻めきれずにいた。その状況を変えたのはOldBoy選手のヘッドショットだった。その1ダウンをきっかけにOldBoy選手が詰めていって壊滅した。

最後は溝を制したRussiaNatus Vincereの2人と地上を制したThailandSecret Jinの3人だった。RussiaNatus Vincereは2人だったが素早く展開して、OldBoy選手が撃って注目を集めている間にMatic選手が横からダウンを奪っていった。
最後OldBoy選手とKengzo選手の1対1になった。補給物資を挟んだ攻防でOldBoy選手はM416を撃ちきったが、リロードは選択せずSLRに持ち替えて1対1を制した。OldBoy選手の活躍もあってRussiaNatus Vincereがドン勝を獲得した。

MATCH7までの総合結果

MATCH8(Miramar)

1日1試合しかないMiramarでもDay1を受けて各チーム動きが変わってきた。Miramarに関しては各チーム動き出しが早くポジション争いが序盤から続いた。
Day1では動き出しを遅くしていたChinaFour Angry MenやRussiaNatus Vincereも序盤から安置に入っていく動きで戦闘に介入してキルも奪っていけた。特にChinaFour Angry Menは安置際から戦闘しているところを的確に遠距離からダメージを出し、詰めて壊滅させてポジションを取っていくという動きが目立った。

安置はTurkeyKlas Digital Athleticsが陣取る山上の建物に寄って行った。その中でChinaFour Angry Menは山の中腹を陣取った有利を活かして、強いポジションとそれぞれの個人技で、下にいたNepalAbrupt SlayersやIndonesiaBigetron Red Aliensをキルしていった。
周りのチームを壊滅したことでChinaFour Angry Menは積極的に移動してTurkeyKlas Digital Athleticsの建物を攻略しにいった。

赤丸Klas Digital Athletics、赤丸を攻める緑丸Four Angry Men、様子を伺う黄丸Alpha7 E-sports、潜む青丸Team Secret

ChinaFour Angry Menが攻めようとしたとき、1人残っていたMalaysiaTeam SecretのuHigh選手にダウンを奪われた。ChinaFour Angry MenはuHigh選手をキルするもダウンしたことで、TurkeyKlas Digital Athleticsが建物の上から戦闘を仕掛けに行った。そしてBrazilAlpha7 E-sportsもその戦闘に介入して混戦になった。

赤丸Klas Digital Athletics、緑丸Four Angry Men、黄丸Alpha7 E-sports

まずこの建物を制したのは上を取り囲むように攻めたTurkeyKlas Digital Athleticsだった。ガソリン爆破でのダウンをきっかけに攻め入ってChinaFour Angry Menを壊滅した。
戦闘の速さにBrazilAlpha7 E-sportsが漁夫の利を狙う隙もなく、有利な状況を維持したTurkeyKlas Digital AthleticsがBrazilAlpha7 E-sportsにも詰めて壊滅した。
中盤に人数を削られながら有利なポジションを守っていたTurkeyKlas Digital Athleticsがドン勝を獲得した。

MATCH8までの総合結果

MATCH9(Vikendi)

Vikendiは安置の特性上フェーズ4,5あたりで大きく寄る可能性があるため序盤は安置の外側での細かい戦闘が続いた。
フェーズ4,5と安置が寄り移動してくるチームと待ち受けるチームの戦闘が安置際で起こっていった。
その中でChinaNV-XQFはいち早く安置の内側を取りつつ、外側から来るチームを警戒するために外側にCoolboy選手を残していた。そのCoolboy選手の移動と外から来たcisKoninaPowerがぶつかってしまった。
cisKoninaPowerはCoolboy選手をキルできたが安置に入るには他の3人もキルする必要があった。cisKoninaPowerのBLVCKwhite選手がParaboy選手をダウンしたのをきっかけに車で突貫していった。スモークで状況が分からない中の戦闘でもcisKoninaPowerが有利になっていった。しかしその戦闘を見ていたTurkeyFutbolistが横やりグレネードでcisKoninaPowerの2人をダウンし1対1になった。少し離れた小屋にいたChinaNV-XQFのJimmy選手は1対1になって小屋に詰めてくるのを読んで火炎瓶を置いていて詰めてきたAXZCER選手と撃ちあわずcisKoninaPowerを壊滅した。

赤丸NV-XQF、左赤丸Jimmy選手、緑丸KoninaPower

最後残っていたのはChinaNV-XQF、西側を1つずつポジションを作って移動したIndonesiaBigetron Red Aliens、序盤安置外に大きく移動してでも車を確保しに行って空いたポジションを取ったTurkeyFutbolistでそれぞれ2人が残っていた。
安置は3チームの間になったが車を残せていたのはChinaNV-XQFだった。その有利を活かしてChinaNV-XQFは展開し、IndonesiaBigetron Red Aliensが移動するところをキルしていった。
TurkeyFutbolistも最後まで耐えてIndonesiaBigetron Red Aliensを壊滅したが、先に展開し角度を作って射撃できたChinaNV-XQFがドン勝を獲得した。

MATCH9までの総合結果

MATCH10(Erangel)

安置がMansionを中心にした東に寄って行った。
安置内に降下したcisKoninaPowerは1人を早い内に中心へ移動し有利なポジションを取りに行った。対して西側に降下して遅い動き出しを選択したチームはぶつかってしまう。その戦闘でRussiaNatus VincereはMongoliaZEUS ESPORTSに削られてしまい壊滅した。
一方で上手く南側が空いてるタイミングで移動しLipovkaを取っていったのはIndonesiaBigetron Red Aliensだった。

中盤ポジション争いの中でChinaFour Angry Menはその強さを見せた。
丘で待ち受けるMalaysiaTeam Secretに対しChinaFour Angry Menは車で突貫した。詰める間にChinaFour Angry MenはXinhe選手が落とされたが、33Svan選手は1人横を取るように大きく展開し遠距離からダウンを奪った。それがきっかけとなり前線のSuk選手が一気に詰めて壊滅していった。

終盤ChinaFour Angry Menは削られながらもSuk選手が1人でBangladeshA1 eSportsを壊滅するような活躍もあったが、南北のチームに挟まれ壊滅した。
その中で安置の内側を取っていたcisKoninaPowerと途中でリスクを負って内側へ移動したMongoliaZEUS ESPORTSはポジションを死守していた。そして序盤東側へ移動できたIndonesiaBigetron Red Aliensも崖を上手く使い後ろを取られることなく自分たちのポジションを広げていった。
南の小屋を陣取っていたTurkeyFutbolistに対して攻めたときのIndonesiaBigetron Red AliensのLuxxy選手、Zuxxy選手のグレネードが見事に刺さり、東と南を広く制圧することができた。

赤丸Bigetron Red Aliens、緑丸Futbolist

最後残ったのはIndonesiaBigetron Red AliensとcisKoninaPowerとMongoliaZEUS ESPORTSだった。安置は幅広く制圧していたIndonesiaBigetron Red Aliensに寄った。
スモークや車を使って安置に入ってくる2チームに対して、IndonesiaBigetron Red AliensはRyzen選手がcisKoninaPowerに、Luxxy選手がMongoliaZEUS ESPORTSにグレネードでダウンを奪い、動いたところを射撃でダウンを奪っていった。
そのまま2チームとも壊滅しIndonesiaBigetron Red Aliensがドン勝を獲得した。

赤丸Bigetron Red Aliens、緑丸ZEUS ESPORTS、黄丸KoninaPower

MATCH10までの総合結果

MATCH11(Sanhok)

SanhokでもBrazilAlpha7 E-sportsは早い段階で安置の中心を取りに行った。開始数分という速さだったがMongoliaZEUS ESPORTSも同じように安置の中心を取りにきて戦闘になった。しかし少し遅れてChinaNV-XQFがやってきて結果としてChinaNV-XQFが2チームとも削る形になった。

一方でIndonesiaBigetron Red Aliensはブルーゾーンに飲まれながら外側から移動していったが、安置際のcisKoninaPowerに捕まって壊滅した。
各チーム移動していく中で現在1ポイント差で首位を争っているTurkeyKlas Digital AthleticsとChinaFour Angry Menも戦闘になり、他のチームからの射線が通りにくかった外側のTurkeyKlas Digital Athleticsが勝ちきる展開になった。

終盤安置はQuarryに寄っていき、それまでとは逆に内側のチームがクロージングの意識が高くなり内側を取れていたチームが残っていった。
最後残ったのは序盤から中心を取れていたChinaNV-XQF、中盤から外側での戦闘を避けて中心へ移動してきたTurkeyFutbolist、安置の寄りに振り回されQuarryの東にいたcisKoninaPower、動き出しをやや遅くして空いてる南から元々cisKoninaPowerのいた家屋に入ったIndonesiaAerowolf LIMAXの4チーム。

赤丸Aerowolf LIMAX、緑丸KoninaPower、黄丸NV-XQF、青丸Futbolist

安置はIndonesiaAerowolf LIMAXに寄り、TurkeyFutbolistがChinaNV-XQFに対して攻めていった。ChinaNV-XQFのいた家屋より少し高所になった場所からキルを奪ったが、南のIndonesiaAerowolf LIMAXから射線が通っていて思うように詰められず壊滅してしまった。
ChinaNV-XQFも削られ移動も遅らされてブルーゾーンで壊滅した。

残ったIndonesiaAerowolf LIMAXとcisKoninaPowerだったが、安置がIndonesiaAerowolf LIMAXに寄ったことでQuarryの高所をIndonesiaAerowolf LIMAXが陣取り、一方的にグレネードと射撃を加えていった。
そのまま攻めてIndonesiaAerowolf LIMAXがドン勝を獲得した。

MATCH11までの総合結果

MATCH12(Erangel)

降下直後、現在1位のTurkeyKlas Digital AthleticsのSylas選手がロングパラシュートをしたところを現在3位のChinaNV-XQFがキルし、その間に他の選手が物資を漁って追いかけてSeLim選手が助手席から車で逃げるParaboy選手をキルするという激しいキルトレードが行われた。

安置がHospitalの南になり、Yasnayaを降下地にしている現在2位のChinaFour Angry Menは後から安置に入る展開になった。Day2これまでの試合でChinaFour Angry Menより少し先行して移動していたのがRussiaNatus Vincereだった。RussiaNatus Vincereが先行していたことで先にポジションを取られ、ChinaFour Angry MenとしてはTurkeyFutbolistの家屋へ突貫する状況になった。
ChinaFour Angry Menは苦しい展開だったがスモークを使って詰め、Xinhe選手の針の穴を通すような射撃をきっかけに壊滅までもっていった。

麦畑が終盤の安置になったところで南側が混戦になった。その混戦をきっかけにしたようにChinaNV-XQFが安置中心へ移動し広く展開した。中盤までも安置の中心へ移動し広く展開していた。下図を見ると他のチームと比べて1歩早く中心を取っていることが分かる。
南の混戦はIndonesiaBigetron Red AliensとChinaFour Angry Menがキルを取っていったが、移動が遅れ内側のチームに落とされてしまった。

中盤中心を取る赤丸NV-XQF
その後の赤丸NV-XQF

最後はChinaNV-XQFの2人とNepalAbrupt Slayersの4人の戦いになった。ChinaNV-XQFはそこまで車を残せていて先に展開できた。対してNepalAbrupt Slayersは4人が固まっていて展開できていなかった。
その状況の中でChinaNV-XQFの2人はグレネードを投げ、Order選手はデスボックスからもグレネードを補充して投げていった。
グレネードの精度も高く数も多かったためNepalAbrupt Slayersは攻撃に転じることができなかった。

赤丸NV-XQF、緑丸Abrupt Slayers

最後は2対2になりOrder選手が撃たれたが後から撃ち返してOrder選手が勝ちきった。そのまま2人で詰めていって、序盤3人になってからでも安置中心への意識の高さでNV-XQFがドン勝を獲得した。

MATCH12までの総合結果

MATCH13(Erangel)

MATCH12と似た西に寄る安置になった。その中でChinaNV-XQFやNepalAbrupt Slayersは同じく安置の中心へ早く移動していった。MalaysiaTeam Secretも中心を取っていたが、2-2でスプリットしているところをThailandSecret Jinに攻められてしまった。2人削られカバーに行こうとしたが、残っている側が次の安置の中心になっていることでカバーをやめ引き返す判断をした。

安置がRuins西の山の麓に寄って行ったことで、序盤から山上を陣取っていたMongoliaZEUS ESPORTSが大量のキルを獲得した。しかし山が安置から外れて移動の際にChinaFour Angry Menに落とされ、そのChinaFour Angry Menも遮蔽がなく麓にいたMalaysiaTeam Secretに落とされてしまう。

山上と山下にいたチームがお互いに潰しあい山の麓の家屋を取っていたMalaysiaTeam Secretが北側を制圧した。
南側はDay2になって調子を上げているIndonesiaBigetron Red Aliensが緩急をつけた攻めで制圧していった。
西側はTurkeyKlas Digital Athleticsが中盤山上より安置の中心に近い位置を選択をしたことで生き残っていた。

この3チームの戦闘になり安置はTurkeyKlas Digital Athleticsに寄って行った。移動が必要なIndonesiaBigetron Red Aliensは徐々に進みながらRyzen選手はMalaysiaTeam Secretに射撃、Zuxxy選手はTurkeyKlas Digital Athleticsにグレネードを投げていった。

左赤丸Ryzen選手、右赤丸Zuxxy選手、緑丸Klas Digital Athletics、黄丸Team Secret

IndonesiaBigetron Red AliensはTurkeyKlas Digital Athleticsをグレネードで壊滅して2対2、お互いダウントレードをしてZuxxy選手とMalaysiaTeam SecretのiSHOTz選手の1対1になった。
最後はZuxxy選手がブルーゾーンに追われて走るところに木を使って撃ちあったiSHOTz選手が撃ち勝ち、MalaysiaTeam Secretがドン勝を獲得した。

MATCH13までの総合結果

各試合のドン勝チーム

MATCH7ドン勝:RussiaNatus Vincere
MATCH8ドン勝:TurkeyKlas Digital Athletics
MATCH9ドン勝:ChinaNV-XQF
MATCH10ドン勝:IndonesiaBigetron Red Aliens
MATCH11ドン勝:IndonesiaAerowolf LIMAX
MATCH12ドン勝:ChinaNV-XQF
MATCH13ドン勝:MalaysiaTeam Secret

情報元

【日本語配信】PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP FINALS DAY 2
https://www.youtube.com/watch?v=4dK28wl2Xdw
PUBG MOBILE公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCmeeY9kzNswUpbYyJntb3Aw
[EN] PMGC Finals Day 2 | Qualcomm | PUBG MOBILE Global Championship 2020
https://www.youtube.com/watch?v=00vPjP4CqQs
Liquipedia
https://liquipedia.net/pubg/PUBG_Mobile_Global_Championship/2020/League