『PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Finals』Day1、明暗分かれた優勝候補2チームの初日

『PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Finals』Day1、明暗分かれた優勝候補2チームの初日

PUBG MOBILE最大の世界大会の決勝が開幕した。優勝候補の中国代表Four Angry Menは下馬評通りの活躍をした。一方でこれまで圧倒的だった世界王者インドネシア代表Bigetron Red Aliensは16位と苦しいDay1となった。4日間かけて競い合うためDay2以降各チームがどのように修正してくるかも注目だ。

PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Finals

2020年12月に24チームで行われた予選の上位16チームが、2021年1月21日~24日ドバイで行われるFinalsに出場する。

Finalsへ進出した16チーム

ChinaFour Angry Men
IndonesiaBigetron Red Aliens
ThailandRRQ Athena
cisKoninaPower
TurkeyKlas Digital Athletics
ThailandSecret Jin
TurkeyFutbolist
ChinaNV-XQF
ThailandPower888 KPS
NepalAbrupt Slayers
BrazilAlpha7 E-sports
MongoliaZEUS ESPORTS
RussiaNatus Vincere
IndonesiaAerowolf LIMAX
MalaysiaTeam Secret
BangladeshA1 eSports

試合形式

各試合のマップは以下の通り
Match 1 Erangel
Match 2 Miramar
Match 3 Vikendi
Match 4 Erangel
Match 5 Sanhok
Match 6 Erangel

安置中心への意識が高いDay1

予選から1か月経ちFinals Day1が開幕した。各チーム安置中心への意識が高く、予選以上に中心にチームが密集する展開になった。
その中でも予選と変わらず序盤は様子を見てから中盤で有利なポジションを取りに行ったChinaFour Angry Men、密集した中でも周りのチームを上手く使って安定していたTurkeyKlas Digital Athletics、予選と同じく大きく外を移動し空いているポジションを徹底して取ったRussiaNatus Vincere、中心付近を陣取りながら戦闘のタイミングを見極め安定した順位のThailandRRQ Athenaが特にいい成績を残した。
中でもChinaFour Angry MenはErangelで1位、3位、1位と圧倒的な成績を残した。

MATCH1(Erangel)

Finals1試合目となるErangel、安定した空路とやや南西に寄った安置。
最初の戦闘はcisKoninaPowerのGonzo選手が孤立してファーミングをしている場所に、MongoliaZEUS ESPORTSが移動してきて起こった。Gonzo選手は味方のカバーもない中で建物の外で待って不利な状況から1キルを取ることには成功した。

安置はFerry Pierに寄って行き各チームのポジション争いが激しくなった。ChinaNova Esports-XQFやThailandPOWER888 KPSが3人を落とされ苦しくなっていく。
Ferry PierとQuarryの間が安置になり、Ferry Pier付近にいたチームは移動先に遮蔽物がなく移動できない内にチームが密集する展開になった。
優勝候補に挙げられる世界王者IndonesiaBigetron Red Aliensも南東で耐えながらダウンを取っていたが、密集する中で人数を削られ途中で壊滅してしまった。

一方でIndonesiaBigetron Red Aliensと並んで優勝候補筆頭のChinaFour Angry MenはQuarryの東側を陣取っていた。
いち早く高所を取っていたことで周りのチームを寄せ付けず有利な状況になっていった。下図で見ても赤丸ChinaFour Angry Menの周りにチームはいない。安置が西に寄ったこともあるが寄らなくてもChinaFour Angry Menは有利なポジションを活かして順位を上げられるように感じた。

ピンク丸安置、赤丸Four Angry Men、緑/黄丸他のチーム

そのまま北側をChinaFour Angry Menが制圧するのに対し、南を制圧したのは道路横の家屋を陣取っていたRussiaNatus Vincereだった。RussiaNatus Vincereは序盤ゆっくりとした移動で混戦を避けて空いているポジションを陣取っていることが多い。今回もそのような形で良いポジションで他のチームを待ち受けることができた。

赤丸密集した場所から空いているポジションへ移動するFour Angry Men、緑丸安置を見てから空いているポジションへ移動するNatus Vincere

最後は北と南それぞれを制圧した2チームの戦いになった。
RussiaNatus Vincereとしては安置に嫌われたが隙を付いて道路を渡り、3人が広く囲い込むように展開した。それに対してChinaFour Angry Menは4人がやや近い位置を保つ陣形になった。
RussiaNatus Vincereが先にダウンを奪うもChinaFour Angry Menのカバーが早く攻めきれない。更にChinaFour Angry Menは蘇生を成功させ人数有利を維持した。

赤丸Four Angry Men、緑丸Natus Vincere

そこからは広く展開したRussiaNatus VincereのMatic選手に対して、ChinaFour Angry MenのSuk選手は注意を怠らずダウンを取った。それをきっかけにChinaFour Angry Menが3対1までもっていきドン勝を獲得した。

MATCH1結果

総合順位(括弧内はそのマッチのポイント)

MATCH2(Miramar)

Miramarも初戦は安定した空路と安置になり、降下地点が被るチームはなかった。そんな安置でもChinaFour Angry MenとRussiaNatus Vincere、そしてMongoliaZEUS ESPORTSがブルーゾーンに飲まれながら移動をしていった。
一方で有利なポジションが特に有利なMiramarで安置中心への意識が高かったのはNepalAbrupt Slayers、IndonesiaBigetron Red Aliens、ChinaNova Esports-XQFだった。

安置の外側を周る赤丸Four Angry Menと緑丸Natus Vincere、安置中心を取る黄丸Abrupt Slayers

その後ChinaFour Angry Menはブルーゾーンに飲まれながらも様子を伺っていたがチーム数も減らなかった。結果として密集していたChumaceraに突貫して壊滅し、RussiaNatus Vincereも密集した場所に入ろうとして壊滅してしまった。

赤丸Four Angry Men、緑丸Natus Vincere、黄丸Abrupt Slayers

終盤IndonesiaBigetron Red AliensとChinaNova Esports-XQFの安置際で移動を迫られる中戦闘をした。両チームの間にスモークが焚かれ決め撃ちやグレネードで削りあった。
地形的にChinaNova Esports-XQFは射線を切って移動ができ、IndonesiaBigetron Red AliensはChinaNova Esports-XQFを倒さないと移動ができない状況だった。
その中でChinaNova Esports-XQFが1人移動したところでIndonesiaBigetron Red Aliensは前進し攻めたが、ChinaNova Esports-XQFはParaboy選手が耐えてる間にJimmy選手が角度を作ってカバーしキルを取っていった。

左赤丸Paraboy選手、右赤丸Jimmy選手、緑丸Bigetron Red Aliens

ChinaNova Esports-XQFは安置際の戦闘に勝ち安置へ移動したが、複数の射線に対応している間に横にいたNepalAbrupt Slayersに一瞬で壊滅させられた。
最後残ったのは常に中心を取っていたNepalAbrupt Slayersの4人に対し、BangladeshA1 eSportsは1人だった。BangladeshA1 eSportsは元々高所を取っていたが安置から外れ、順位を伸ばすために安置の中心に1人、安置際で他のチームへプレッシャーを与える2人にスプリットしていた。その中心の選手が残っていた。
流石に4対1を制し序盤から中心への意識が高かったNepalAbrupt Slayersがドン勝を獲得した。

MATCH2までの総合結果

総合順位(括弧内はそのマッチのポイント)

MATCH3(Vikendi)

安置が川を跨いだ中盤以降の移動が難しいものになった。その中でChinaFour Angry Menはこれまで通り少し待ってから安置の中心へ移動していった。
しかし陣取っていた東の島が安置から外れたことで川を渡らなければいけない状況になった。川を単純に渡るのは安置内のチームの標的になるため北側から周ることを選択した。
しかしそれを読んで北側を検問していたのはThailandPOWER888 KPSだった。この検問が上手くはまり、IndonesiaBigetron Red AliensとChinaFour Angry Menは足止めをくらった。その結果ThailandPOWER888 KPSが北側を広く陣取ることに成功した。

赤丸POWER888 KPS、緑丸Bigetron Red Aliens、黄丸Four Angry Men

密集してない北側をThailandPOWER888 KPSが有利に進める一方で、TurkeyKlas Digital AthleticsとChinaNova Esports-XQFは中心に近い場所を広くスプリットすることで次の安置に対応しやすく移動もしやすい状況にしていた。

赤丸POWER888 KPS、緑丸Klas Digital Athletics、黄丸Nova Esports-XQF

最後残ったのはそれぞれ安置を広く取りつつ周りのチームをクロージングした、ThailandPOWER888 KPSの3人とTurkeyKlas Digital Athleticsの4人とChinaNova Esports-XQFの2人だった。
岩場を使って有利に戦えそうなのはThailandPOWER888 KPS、ChinaNova Esports-XQFは遮蔽物も車もなく移動が難しい状況だった。その中でThailandPOWER888 KPSのICEs選手はしっかりChinaNova Esports-XQFをキルしていった。
TurkeyKlas Digital AthleticsのRayZ選手がグレネード1つで岩奥のThailandPOWER888 KPSをダウンし、その隙にTurkeyKlas Digital Athleticsが岩場まで詰めていった。
グレネードの1投で不利をひっくり返したTurkeyKlas Digital Athleticsがドン勝を獲得した。

赤丸POWER888 KPS、緑丸勝負を決めたグレネードKlas Digital Athletics、黄丸Nova Esports-XQF

MATCH3までの総合結果

総合順位(括弧内はそのマッチのポイント)

MATCH4(Erangel)

西に寄った空路、南の島に寄る安置で各チーム早い段階から移動を開始した。どのチームも移動が早く、最初から南の島に降下するチームも多かった。
MATCH1のErangelでドン勝を獲得したChinaFour Angry Menも序盤で2人を削られる厳しい展開になった。

各チームが移動に苦しむ中でMalaysiaTeam Secretも突貫するように移動して、ChinaNova Esports-XQFと戦闘になった。
まず車から降りたところをChinaNova Esports-XQFのOrder選手が1ダウン奪った。しかしMalaysiaTeam SecretのMADTOI選手のカバーでOrder選手の体力が削れ硬直状態になった。ChinaNova Esports-XQFとしては前後に広く展開していて稜線向こうまで攻めきれずスモークも焚いたMalaysiaTeam Secretは蘇生も成功させた。
その硬直状態の中でChinaNova Esports-XQFは後衛のJimmy選手を移動させ、前衛のOrder選手たちも移動を選択した。その隙をMalaysiaTeam Secretは見逃さず移動中をキルしていった。
結果としてChinaNova Esports-XQFを削ったMalaysiaTeam Secretが安置内側の良いポジションを取ることに成功した。

赤丸Team Secret、緑丸先に移動を選択したNova Esports-XQF

その後Military Baseの北の山が安置になり各チーム削れていった。序盤に2人になったChinaFour Angry Menは人数が少ない中でも安置の内側へ移動し、移動してくるチームを2人で倒していった。
そして最後残ったのはChinaFour Angry Menの2人、MalaysiaTeam Secretの2人、RussiaNatus Vincereの1人になった。

MalaysiaTeam Secretは先にMADTOI選手が広く展開するために移動し、その移動を咎めにChinaFour Angry Menが撃ったところをuHigh選手がカバーをしてChinaFour Angry Menを壊滅した。
そして広く展開したMalaysiaTeam Secretの2人とRussiaNatus VincereのOldBoy選手の戦いになった。

赤丸Natus Vincere、緑丸Team Secret

そこからOldBoy選手が伏せたまま体を出しuHigh選手と正面から撃ちあって勝った。MADTOI選手のカバーは間に合わず、改めてOldBoy選手と木の裏のMADTOI選手の正面からの撃ちあいでOldBoy選手が勝った。木の左右どちらから撃ってくるか選択肢がある中で読み勝ってMalaysiaTeam Secretがドン勝を獲得した。

MATCH4までの総合結果

総合順位(括弧内はそのマッチのポイント)

MATCH5(Sanhok)

初動BootCampでBrazilA7 eSportsとIndonesiaBigetron Red Aliensの戦闘になった。IndonesiaBigetron Red AliensのMicroboy選手が前線に潜んで他3人が後方からカバーする陣形になった。Microboy選手がキルを取るか取られるかがカギになったが、BrazilA7 eSportsは素早く固まって建物の上下から詰めていって先にキルを取ることができた。
そしてBootCampから撤退したIndonesiaBigetron Red Aliensは次々と別のチームと戦闘になって最初に壊滅した。

BootCampが安置の中心になりチームが密集し、cisKoninaPowerやThailandSecret JinやIndonesiaAerowolf LIMAXは外側からゆっくりした進行を選択した。

赤丸中心に密集するチーム、緑丸外側のチーム

中心側の戦闘は激化し、TurkeyFutbolistはNepalAbrupt Slayersを囲むように展開し、Lutz選手が撃たれている間にRaum選手が飛び出してNepalAbrupt Slayersを壊滅した。その戦闘が終わったタイミングでTurkeyKlas Digital AthleticsのSylas選手が詰めてきて、岩を使って左右ではなく上からの射撃とRayZ選手の平面の詰めで華麗にTurkeyFutbolistを壊滅していった。

赤丸岩の上から射撃をするSylas選手、緑丸Futbolist

そして安置は予想を外して南西の島に寄って行った。予想外の安置で有利に移動できたのは、無理に中心へ行かず外で様子を伺っていたThailandSecret JinとcisKoninaPower、そしてこの事態も想定していたように川沿いを陣取っていたThailandRRQ Athenaだった。

赤丸Secret Jin、緑丸KoninaPower、黄丸RRQ Athena

ThailandRRQ Athenaは東から来たChinaNova Esports-XQFの攻めを何とか耐えて家屋を守ったが、ダウンしたことで移動が遅れブルーゾーン内のMalaysiaTeam Secretに捕まってしまう。

そして残ったのはThailandSecret JinとcisKoninaPowerそれぞれ2人。cisKoninaPowerはブルーゾーンに追われながら伏せて移動、対して安置内のThailandSecret JinのKengzo選手は小屋の左右から投げものや決め撃ちをした。
安置有利を守りきりKengzo選手のダブルキルでThailandSecret Jinがドン勝を獲得した。

MATCH5までの総合結果

総合順位(括弧内はそのマッチのポイント)

MATCH6(Erangel)

Finals3回目のErangelは安置がFarm中心でやや東に寄った。Day1を通して各チーム安置中心への意識が高く予選以上にチームが密集する形になった。
その中でYasnayaに降下したChinaFour Angry Menは安置が近いこともあって、いつもより早めに安置に入ってポジションを取った。
移動が少なく先にポジションを取ったことで後から来るチームを寄せ付けなかった。他のチームが中心への意識が高いことを考慮してもChinaFour Angry Menは広く陣取れていた。

赤丸安置の北半分を陣取るFour Angry Men

一方で南の密集した中で上手く立ち回っていたのはTurkeyKlas Digital Athletics。周りのチームの移動が速いことを逆手に取って、ChinaNova Esports-XQFの後を付けるように安全に移動していった。
そしてChinaNova Esports-XQFが戦闘を始めるとTurkeyKlas Digital Athleticsが漁夫の利を狙うように遠くから介入をしていった。最初はChinaNova Esports-XQFがBrazilA7 eSportsと戦闘になったところを確定キルだけTurkeyKlas Digital Athleticsが取っていった。この戦闘はBrazilA7 eSportsが引くことで収まったが、続いてNepalAbrupt SlayersがChinaNova Esports-XQFのポジションを奪いに突貫してきた。
その2チームを囲むように詰めていき両チームともTurkeyKlas Digital Athleticsが壊滅していった。

安置は密集地帯を上手く抜けたTurkeyKlas Digital Athleticsに寄り、北側のChinaFour Angry Menは安置から外れた。坂の上を陣取るTurkeyKlas Digital Athleticsに対してChinaFour Angry Menは詰める選択をした。

赤丸Four Angry Men、緑丸Klas Digital Athletics、黄丸この状況の後で横を取るNatus Vincere

ChinaFour Angry Menはここまで北側を制圧し物資を残していたことでスモークを焚いて1つずつ距離を詰めていった。撃ちあいの距離まで来たらChinaFour Angry MenのXinhe選手が一気にキルを奪っていった。その戦闘の途中でRussiaNatus VincereのOldBoy選手に横から撃たれたが、Hasaki選手が即座に撃ち返してキルまでもっていった。

不利な局面を4人生存で乗り切って、最後はChinaFour Angry Menの4人に対してBrazilA7 eSportsの2人。
ChinaFour Angry Menは最後もブルーゾーンに追われ移動する立場だったが、的確なグレネードで相手に撃つ隙を与えず、詰めていったChinaFour Angry Menがドン勝を獲得した。

MATCH6までの総合結果

総合順位(括弧内はそのマッチのポイント)

各試合のドン勝チーム

MATCH1ドン勝:ChinaFour Angry Men
MATCH2ドン勝:NepalAbrupt Slayers
MATCH3ドン勝:TurkeyKlas Digital Athletics
MATCH4ドン勝:MalaysiaTeam Secret
MATCH5ドン勝:ThailandSecret Jin
MATCH6ドン勝:ChinaFour Angry Men

情報元

【日本語配信】PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP FINALS DAY 1
https://www.youtube.com/watch?v=sySMrqayBR8
PUBG MOBILE公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCmeeY9kzNswUpbYyJntb3Aw
[EN] PMGC Finals Day 1 | Qualcomm | PUBG MOBILE Global Championship 2020
https://www.youtube.com/watch?v=HIUetJvFqXs
Liquipedia
https://liquipedia.net/pubg/PUBG_Mobile_Global_Championship/2020/League