『PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020』Week2 Day1、成長するBLUE BEESは3位までわずか9ポイント差の10位スタート、また強豪に勝つスーパープレイも
- 2020.12.02
- 大会 PUBG Mobile
- PUBG Mobile, PMGC, PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP

週末の国内大会で優勝したBLUE BEESは安定した動きと世界に負けない強さでポイントを伸ばしていった。1位2位が大量キルで頭1つ抜けた一方で3位以降は接戦で10位の
BLUE BEESと3位の
Four Angry Menの差はわずか9ポイント、明日のDay2で上位を狙える位置に付けた。
PUBG Mobile GLOBAL CHAMPIONSHIP2020 Week2 DAY1
PMGC2020は11/24~12/20まで4週かけて各地域の代表24チームが競い合い、上位16チームが2021年1月トルコで開催されるFinalへ進出する。
毎週3グループ24チームでWeekdays2日間を戦い、Weekdaysの上位16チームが週末のSuperWeekendへ進出する。SuperWeekendは3日間かけて試合をしてSuperWeekendのポイントの合計上位16チームがFinalへ出場する。

出場チーム
Group AAerowolf LIMAX
POWER888 KPS
Loops Esports
DRS GAMING
GODSENT
Nova Esports-XQF
Archer Gaming
BLUE BEES
Group BSecret Jin
Abrupt Slayers
The Unnamed
Klas Digital Athletics
Four Angry Men
ZEUS ESPORTS
A7 eSports
KoninaPower
Group CRRQ Athena
Execute Esports
Natus Vincere
Bigetron Red Aliens
Futbolist
Team Secret
A1 eSports
Elites United Team
試合形式
各試合のマップと参加グループは以下の通り
Match 1: Erangel: Groups AB
Match 2: Miramar: Groups BC
Match 3: Sanhok: Groups AC
Match 4: Vikendi: Groups AB
Match 5: Erangel: Groups BC
Match 6: Miramar: Groups AC
3位までわずか9ポイント差の総合10位
週末行われた国内大会『Red Bull M.E.O. Season 3 Japan Final』で優勝したBLUE BEESはWeek1とは動きが変わり順位が安定するようになった。その中でもWeek1同様にaitochan選手が3キルをするスーパープレイやそこに至るまでのチームの連携など素晴らしい戦闘で強豪
Nova Esports-XQFに撃ち勝つシーンもあった。
Week2 Day1総合10位で3位までわずか9ポイントで明日のDay2で上位も狙える良いスタートが切れた。
MATCH1(Erangel)
Week1が終わりまた24チームによるWeek2のWeekdaysが始まった。
やはり序盤は多くのチームが安置の中心付近を取りに行き、遅れたチームがはじき出されポジションを探してるところを外側のチームに攻められる展開になった。
BLUE BEESもチームが密集している中で安置に入る隙間がなく複数チームと戦闘になり1キルを取るも壊滅してしまった。
Week1から好調を維持しているFour Angry Menは最序盤安置の一番外側を陣取り安置中心からはじき出された
Secret Jinを壊滅していく。その後ブルーゾーン内をぐるっと回り1人と3人に別れて各チームの隙間を抜け一気に安置中心を陣取った。そこからはこれまでもよく見た
Four Angry Menが中・遠距離射撃で他チームを寄せ付けなかった。



最後はFour Angry Menと
POWER888 KPSの一騎打ちになった。
お互いダウンを奪えばもう一方もダウンを奪う一歩も引かない展開、POWER888 KPSの選手がグレネードを投げようと体を出したところを
Four Angry MenのHasaki選手がダウンを奪っていく。その後
POWER888 KPSのTT選手もグレネードで
Four Angry Menの33SVAN選手を動かしてダウンを奪っていく。
Four Angry MenのHasaki選手と
POWER888 KPSのTT選手の1対1になったがHasaki選手が近くの味方を蘇生してTT選手は詰める他なかった。そして詰めてきたところをHasaki選手が撃ち取ってFour Angry Menがドン勝を獲得した。


MATCH2(Miramar)
安置が北へ南へ寄っていき安置中心を取っていたチームが移動で込み合う展開になった。また各チームの実力が高く突貫が難しく攻めきれず戦闘が長引くことが増えてきた。
MATCH1でドン勝を獲得したFour Angry Menも密集地帯を避けて安置中心を狙っていたが移動中を
Secret Jinに落とされてしまう。
各チームが移動に苦しむ中で安置が寄ったKlas Digital Athleticsがきっちりと外側のチームをキルしてポイントを稼ぎポジションを広げていった。しかし終盤2人と1人で別れて広くポジションを取っていたところ両方がプレッシャーをかけられ人数が削れドン勝は獲得できなかった。
最終版でExecute Esportsは左右近いところにチームがいたところ前後に広くとり人数を削られながらも耐えきった。また傾斜があり難しい中でも精度の高いグレネードで
Klas Digital Athleticsを落としていった。

最後は2人生存のExecute Esportsと3人生存の
Futbolistの一騎打ち。
Futbolistは人数差を活かしてSolkey選手が車で前に出て残り2人が後方から援護していく形を取った。スモークで射線を切りながら前に出たSolkey選手に対し
Execute EsportsのItsFate選手がまた難しいグレネードを決めて人数をイーブンに戻した。
人数差がなくなり山上で有利になったExecute Esportsが広く展開していき1対1を2か所で行いExecute Esportsが不利な状況をひっくり返しドン勝を獲得した。



MATCH3(Sanhok)
Week1から動きを変え1つ1つ歩を進めていくBLUE BEESは安置中心付近のポジションを取りに来たNova Esports-XQFと戦闘になった。
先行して来たNova Esports-XQFに対してBLUE BEESは4人揃っての応戦になった。岩裏の味方を援護しに来たNova Esports-XQFに対し先にBLUE BEESは詰めて行った。Lufa選手が岩から体を出して撃ち合い引く所をaitochan選手が出ていく連携を見せaitochan選手がショットガンで2キルを一瞬で奪っていった。Devine選手も後方からカバーしてダウンを奪い、そのままBLUE BEESは岩の左右から残った1人をaitochan選手挟み込みaitochan選手は合計3キルの大活躍で撃ち勝った。

最終版はBLUE BEESと
RRQ Athenaと
Bigetron Red Aliensの三つ巴になった。
RRQ Athenaのみが安置に入っており他2チームが移動できないようにけん制をしていた。その中で
BLUE BEESはいち早くブルーゾーン内での耐久を選択した。
安置内へ移動しようとしたBigetron Red Aliensは2位を見据えていた
BLUE BEESと安置内の
RRQ Athenaに撃たれ3位になった。最後は1対4となりブルーゾーン内で耐久していたaitochan選手が落とされ
RRQ Athenaがドン勝を獲得した。


MATCH4(Vikendi)
安置が北側に大きく寄る中でBLUE BEESは安置から遠く離れた場所からの進行になった。ブルーゾーンに飲まれながらゆっくりと安置へ移動したところ家屋に潜んでいた
KoninaPowerと戦闘になった。1人家屋にいた
KoninaPowerに対し4人でまとまって進行していった。ダウンは取られたものの蘇生に成功し4人生存で切り抜けた。
BLUE BEESはブルーゾーン内を南側から北東側へ大きく回り安置内へ入って行き今度は
Four Angry Menと戦闘になった。家屋にいる
BLUE BEESは
Four Angry MenのSuk選手が外からグレネードを投げて頭が少し見えた瞬間Devine選手がダウンを奪った。そのダウンがきっかけで
Four Angry Menは戦闘をやめ
BLUE BEESを避けるように安置内へ移動していった。
その後Reiji選手が広くポジションを取っていたところをArcher Gamingが狙いに来て戦闘になった。
Archer Gamingは屋根上のReiji選手に正確なグレネードでキルを奪っていった。

Reiji選手をキルしたArcher Gamingは移動していたところを
BLUE BEESが並走する形になり、先に車から降り射撃をした
BLUE BEESが
Archer Gamingを1キルしポイントを重ねていった。
その後もBLUE BEESは安置北側の崖際を1つ1つ慎重に進んでいき激しい戦闘が起きた南側を避けて順位を伸ばしていった。
最終盤、人数有利を作り家屋を取ったZEUS ESPORTSと崖際で耐えていた
BLUE BEESと海に潜んでいた
Klas Digital Athleticsの構図になった。
ZEUS ESPORTSが
Klas Digital Athleticsの選手を射撃している間に
BLUE BEESは人数不利ながらスモークで身を隠しながら
ZEUS ESPORTSに攻めていった。しかし
BLUE BEESを警戒していて対応され最後は海に潜んでいた
Klas Digital Athleticsにも撃たれ3位になった。1人生存していた
Klas Digital Athleticsも体力が残っておらず
ZEUS ESPORTSがキルを取り切りドン勝を獲得した。


MATCH5(Erangel)
終盤までPochinki西の家屋が安置に入りポジション争いが激しくなった。その中でPochinki北西の教会を取っていたFutbolistが周りの状況を見れていた。
Pochinkiの家屋が安置から外れて多くのチームが密集し戦闘になっている間にFutbolistは教会から南にある家屋へ移動していく。
空いた教会にTeam Secretが入り教会下にいた
RRQ Athenaを壊滅させた。しかし安置が狭くなった終盤は教会に射線が多く通っており
Team Secretは
Futbolistにダウンを奪われた。それをきっかけに
Futbolistが詰めて行き
Team Secretを壊滅させ、再度教会を取返し広くポジションを取ることができた。
最後はいち早く戦闘を終わらせて安置西側を制圧したFutbolistが東側の戦闘に介入し人数差をつけて4対1を制しドン勝を獲得した。



MATCH5までの総合結果



MATCH6(Miramar)
序盤Nova Esports-XQFは面白い戦法を見せてくれた。家屋から見ていた
Elites United TeamのVeryNice選手に対し
Nova Esports-XQFのKing選手が1人車で突貫した。VeryNice選手に撃たせたところを後方にいた
Nova Esports-XQFのJimmy選手が即座に落としてキルを取っていった。

その後残ったElites United Teamを囲んでまたKing選手が1人車で突貫して行った。今度は壁に突っかかってしまい上手くはいかなかったが
Nova Esports-XQFは
Elites United Teamに対し確実に正面と横の2人で撃ち合う形を作っていき壊滅させた。
終盤安置から外れたところをBLUE BEESは
Aerowolf LIMAXに撃たれてしまう。
Aerowolf LIMAXの方が安置に近く
BLUE BEESが先に移動したところを後列のLufa選手とDevine選手が落とされてしまった。
しかし後列2人が撃たれている間に前列2人が安置に入ることができ、その後Reiji選手はチームが密集する中で車を遮蔽物にして耐えて9位まで順位を伸ばした。
中盤から終盤にかけてチームが密集してくる中でBigetron Red Aliensは持ち前の中・遠距離の強さで周りにいた
Aerowolf LIMAXや
Archer Gamingにプレッシャーを与え外側に追いやっていった。
そうして陣取った山上から有利な戦闘を続けていき唯一4人生存していたBigetron Red Aliensに安置が寄ったことで他のチームは苦しくなった。有利を取ったことで広くポジションを取り全てのキルを回収しBigetron Red Aliensが20キルドン勝を獲得した。


Week2 Day1総合結果
Week2 Day1は総合1位Bigetron Red Aliensと総合2位
Futbolistがキルポイントで大きく3位以下のチームを引き話す結果になった。
その分3位以下はWeek1以上に接戦で3位Four Angry Menから8位
Nova Esports-XQFまで7ポイントの差しかなく、10位
BLUE BEESも3位までわずか9ポイントとまだまだ上位が狙えるDay1になった。



各試合のドン勝チーム
MATCH1ドン勝:Four Angry Men
MATCH2ドン勝:Execute Esports
MATCH3ドン勝:RRQ Athena
MATCH4ドン勝:ZEUS ESPORTS
MATCH5ドン勝:Futbolist
MATCH6ドン勝:Bigetron Red Aliens
ドン勝チームのスタッツ

Week2 Day1 個人MVP
Week2 Day1の個人MVPはFutbolistのSolkay選手が獲得した。総合順位こそ1は
Bigetron Red Aliensだが
Futbolistは多くの試合で存在感が大きかった。
その中でも与ダメージ3268、被ダメージ1167と一方的にダメージを出しているスタッツを記録している。その要因の1つは中距離の敵が一瞬頭を出したところ、移動でスモークに入る寸前など撃ち合いでない状況でダウンまで持っていく射撃精度の高さだろう。

情報元
Liquipedia
https://liquipedia.net/pubg/PUBG_Mobile_Global_Championship/2020/League