【PEI DAY2】動きを修正した日本代表REJECT、SaRa選手の世界と渡り合う撃ちあいなどいいシーンも【Peace Elite Asia Invitational 2021】

中国版PUBG MOBILEのFPPモードによるアジア大会のDAY2が4/28に行われた。日本代表REJECTは動きを修正しいいポジションを取る展開が続いた。惜しくもドン勝は獲得できなかったが、REJECTを倒したチームがドン勝を獲得する惜しい展開もあったので明日の最終日に期待したい。
PEI2021は4/27～4/29まで日本時間19時より3日間行われ、配信は中国のHuya Liveなどで見ることができる。FPPモードならではの展開の早さやパワーによる逆転もあって楽しいので是非見てみてほしい。

Peace Elite Asia Invitational 2021

開催日時

4月27日(火)～4月29日(木) 日本時間19時～

配信場所

Huya/BiliBili/Douyu/Kwaiなど8か所の中国の主要配信プラットフォームで日本時間19時～配信予定。
Huya Liveの配信はhttps://www.huya.com/660006
また日本のプロチームSUSANOO GAMING8所属のアメリカ人ZooTay選手がYouTubeで英語配信される。
ZooTay選手のYouTubeチャンネルはhttps://www.youtube.com/channel/UCrHSTeNEdfRAGEp4HMNJAwg

出場チーム

• 中国代表
  Team Weibo(General, Ming, Z9, Broncho, Beizhai)
  Royal Never Give Up(XingChen, ShuZhan, XiaoZhi, 99k, 77H)
• Wildcard代表(中国プロチームユースや下部リーグなどの予選)
  Huya FA(Yuugo, 74, YMao, CJAY)
• インドネシア代表
  Geek Fam ID(Alvirlo, Katou, Bubuu, Tomz, Mort, Dinosaurs)
  Bigetron RA(Luxxy, Zuxxy, Ryzen, LiQuiD, KinGzz)
• ベトナム代表
  HVNB(Franky, GE, Pyn, Rabiz)
  Eagle Esport(Neo1, DarLy, DatKonn, NamShinn, Nguyen2K)
• マレーシア代表
  Dingoz MPX(IronPRO, PEMBURU, Appy, Rith, Eypul)
  Team Secret(uHigh, IShots, Jumper, Fredo, Y2K)
• タイ代表
  Valdus The Murder(MARTIN, GODDARD, CONCEPT, Gewwy)
  POWER888 KPS(aimaim, Rvenclaw, Fluketh, SchwepXz, 2Stopz)
• 南アジア代表
  DRS GAMING(Nima, AJ, MafiaNinja, Gyalzen, MrBoro)
  ZEUS ESPORTS(ICY, ABELY, ZYOL, Godless, LEOzz)
• 日本代表
  REJECT(CrazyGoRi, Duelo, lapis, Matyo, SaRa, Devine)
• 韓国代表
  Warriors Esports(FAVIAN, JUNI, Forest, Ssung)

大会ルール

• 使用ゲーム
  和平精英(中国版PUBG MOBILEでリコイルや安置の仕様がPC版に近いらしい)
• 試合形式
  1日5試合(ミラマー2戦、サノック1戦、エランゲル2戦)

ポイント

賞金

賞金総額は300万元(約5000万円)。内訳は以下の通り

Round1：[Miramar]

北東から南西の降下しやすい空路になった。
REJECTは昨夜と同様Chumaceraに降下し、SaRa選手が東の教会あたり、Devine選手が西まで広げて降下していった。収縮の開始が早いことに対する変更だと思うが、Devine選手の下にRoyal Never Give Upが先に降下しパラシュートのDevine選手をキルしていった。

不幸な事故はあったが安置は南東に大きく寄りChumaceraのREJECTは移動しやすい場所になった。

その後安置は西に寄りLos Leonesになった。多くのチームが北から海沿いへ移動しておりREJECTは、自身が通ってきた西はチームが少なく東と南に注意して情報を集めていった。
Huya FAが大きく南を周ってきたが、REJECTはDuelo選手がクロージングをしてキルを取ることができた。

安置に入ったREJECTは東のGeek Fam IDが更に東のTeam Weiboと戦闘しているところを狙い詰めていった。
しかしTeam Weiboが山の頂上から一望して、加えてスプリットして複数射線を作って2チームを相手に戦っていた。Team Weiboはダメージを与え詰めてダウンして詰めてという展開でGeek Fam IDもREJECTも壊滅させた。
FPPはTPPと違い情報を取るのに顔を出す必要があり、TPPのような決め撃ちもできないため、ダウンまでいかなくてもダメージを与えたら積極的に詰めていくという戦いが特徴でTeam Weiboはそれを象徴するような早い詰めだった。

クロージングをして周りにチームがいなくなったTeam Weiboは山上ということも活かして広く広く展開していった。
Los Leonesの混戦から山上を取ろうとしたBigetron RAもTeam Weiboをキルこそしたが進むことはできなかった。

その後も安置は中央に寄り、半分がLos Leonesの道路、半分がTeam Weiboの山上という形になった。
Team Weiboは西にいたHVNBを壊滅しに行き、その間にBigetron RAも再度山に張り付きにいった。山に張り付けたが顔は出せずTeam WeiboとLos Leonesを生き残ったDingoz MPXに挟まれた。
しかしDingoz MPXもBigetron RAもTeam Weiboに一方的に撃たれ、Team Weiboがドン勝を獲得した。

Round1結果

Round2：[Miramar]

空路は南東から北西に行き、安置はJunkyardが中心の北東に寄ったものになった。
REJECTはChumaceraに降下し、これまでよりも早く安置へ移動していった。

REJECTは早めに動いたことで安置の内側La Benditaの山を陣取ることができた。Huya FAも近くの山上を取っておりけん制をしあったが大きなダメージをもらうこともなくポジションを取ることができた。
中央に近い位置だったため安置が狭まっても安置に入り、移動の必要はなかった。

しかし南から遅れて来たDRS GAMINGとREJECTは戦闘になった。山上を広く展開していたREJECTはダメージトレードで負け、引こうとしたがきっちりキルまで持っていかれた。FPPで取れる情報が少ないため、その隙をつかれてDRS GAMINGが侵入してきたかもしれない。DRS GAMINGのルートが上手かったように見えた。

REJECTはSaRa選手1人になったが、幅広く安置内を取っていたこともあり、空いている家屋に入って順位を上げていった。
安置際をZEUS ESPORTSが移動しているところでダウンを取って進行を遅らせたり、ZEUS ESPORTSが戦闘しているのを聞いて漁夫りに行き再度ダウンを奪うシーンもあった。最終的にキルはされたがSaRa選手の世界でも通用する強さと積極的な動きを見ることができた。

最後は最終安置に6チームが残る混戦になった。
ZEUS ESPORTSは山上を取り人数が残っていた、HVNBは家屋を取っていたが外は遮蔽物がなく移動が難しそう、POWER888 KPSは山が障害物にできそうだったが近くのチームを早く倒す必要がありそう、Valdus The Murderは人数が少なかったが近くの山まで移動すれば安置の中心に近く有利に撃ちあえそうだった。

まず緑丸のHVNBが東の黄丸POWER888 KPSに戦闘を仕掛けていった。POWER888 KPSはHVNB側の情報を取るには山上から顔を出す必要があり、ZEUS ESPORTSや近くのDingoz MPXから射線が通って情報が取れなかったかもしれない。
これでHVNBは山に張り付き北側を制圧することができた。そこから山の稜線沿いに移動しながら南のZEUS ESPORTSやValdus The Murderと戦闘していった。最終安置で収縮が始まっており、ブルーゾーンに追われながらお互いが移動の妨げになっていたZEUS ESPORTSとValdus The Murderは押し込まれていった。

そのままHVNBが稜線を使いながら前進し追い詰めていって、HVNBが中国代表以外で初のドン勝を獲得した。

Round2結果

Round3：[Sanhok]

空路は南西から東へ進みREJECTはPai Nan北から北西の島まで広く降下した。これまでは南西の島に降下していたがより中央に近い位置に降下する形になった。
REJECTの北BootcampではBigetron RAとZEUS ESPORTSが初動ファイトをしてBigetron RAが3キル取っていった。

安置はQuarryの北を中心とした真ん中になり、REJECTはより内側に降下したおかげでBigetron RAを待ち受けるように移動していった。

REJECTはBootcamp外の山上に展開しBigetron RAと戦闘になった。Bigetron RAが遠距離を一瞬でダウンする場面もあったが、お互い安置に入っており距離もあったためにらみ合いに終わった。
その後REJECTのVCが映され、「さっきWBGとルート被ってたからワンチャンいるかもよ」など会話をしていた。
Bigetron RAとにらみ合っている間にTeam Secretが近くに来てREJECTはBootcampの情報を取りにくくなった。

安置から外れた際にBigetron RAが詰めてきて、REJECTは2チームに挟まれる形で戦闘になりlapis選手のみが残る展開になった。
残ったlapis選手は安置内側の家屋へ入り、その後移動してきたTeam Secretをキルしてポイントを伸ばした。

その後Geek Fam IDがグレネード1投でTeam Weiboを3ダウンするスーパープレイがあったが、Geek Fam IDが後ろから別のチームに壊滅され、Team Weiboが蘇生を成功させるなど南では混戦があった。

その混戦は内側にいたRoyal Never Give UpとValdus The Murderの2チームによるクロージングで終わった。
最後残ったのは北の家屋を陣取るDingoz MPXと南をクロージングしたRoyal Never Give UpとValdus The Murderだった。

Royal Never Give Upは積極的に分かれてValdus The MurderとDingoz MPXの2チームを抑えていたが、家屋のDingoz MPXがスモークを使って射線を切り詰めてきたところをキルしてRoyal Never Give Upの前線が壊滅した。
そこからRoyal Never Give Upは逆に2チームに挟まれる形になり壊滅した。

最後Valdus The MurderとDingoz MPXの戦闘になり、Valdus The Murderが家屋を使って撃ちあった。Dingoz MPXは的確なグレネードで位置を動かし、Dingoz MPXがドン勝を獲得した。

Round3結果

Round4：[Erangel]

空路は北西からやや南東に行き、REJECTは北Georgopolに降下した。昨日は南に空路が偏っていたため各チームの降下地も大きく変わっており、南GeorgopolにはZEUS ESPORTSが降下した。
安置はPochinkiが中心になり、REJECTは安置に入っていたが、ZEUS ESPORTSより早く移動を開始して橋で検問されることはなく水没都市にたどり着くことができた。

安置が大きくRozhok側に寄りPochinkiは外れた。REJECTはここでもすぐに移動して、先に内側を取るような動きをしてPichinkiとSchoolの間の家屋群を取っていった。

REJECTはこのまま安置に入り周りのチームに突貫させないよう射撃を加えていき、Team Weiboが突貫してきたときも突貫を止めTeam Weiboは残り1人になった。

この後もREJECTは安置の内側で待ち受ける形を維持することができたが、道路を挟んだ家屋のHuya FAが安置から外れた際に突貫してきた。
Huya FAも家屋にタレットを置きスモークを焚いて突貫してきた。REJECTがHuya FAと戦闘になった瞬間、1人残っていたTeam Weiboの選手がREJECTに詰めてきてHuya FAと挟むような判断をした。

スモークも多く焚かれ音も聞こえず、Huya FAが攻めてくる中で後ろを警戒するのは難しく、背後を取られたREJECTは挟まれて壊滅した。

南はREJECTを倒したHuya FAとPOWER888 KPSが共に4人残していた。北側はZEUS ESPORTSが制したが、遮蔽物もなく移動するのも難しい状況だった。
そこにPOWER888 KPSが車で突貫し、少しの稜線を使ってHuya FAからの射線を切りながらZEUS ESPORTSを壊滅していった。しかしPOWER888 KPSが全員で詰めたのを確認して、Huya FAがPOWER888 KPSの背後を取るような位置へ移動した。
Huya FAの漁夫のタイミングは完璧でポジションも少しの稜線の上から一方的に撃てる位置だった。REJECTを壊滅したHuya FAがドン勝を獲得した。

Round4結果

Round5：[Erangel]

空路は南から北西に進みREJECTは変わらず北Georgopolに降下した。安置は水没都市を中心とするREJECTにとっては移動しやすいものになったが、川の北か南かわからないのが難しい。

今回も南GeorgopolにはZEUS ESPORTSが降下し、今度はZEUS ESPORTSが先回りをしてREJECTを待ち受けるような展開をした。SaRa選手がキルされて残念だが、この対策の早さは見ていて面白い。

ZEUS ESPORTSは更に北に周りこみREJECTを狙っていったが、Dingoz MPXと戦闘になったところでREJECTは餃子山まで南下していった。

安置は真ん中真ん中に寄り第3フェーズでも川を挟んで北と南が半々になった。
REJECTは北Georgopol→Gatka→餃子山とクリアリングしながら周りの情報を取り麓の家屋を取ることができたが、次の安置で北に寄りREJECTは橋を渡ってRoyal Never Give Upと戦闘になった。

先にいたRoyal Never Give Upは展開してREJECTを待ち受けていた。丘での撃ちあいだったが、車で移動してきて離れていたREJECTに対してRoyal Never Give Upは2人で固まって前線を作ってきた。また山の稜線を使えたのがRoyal Never Give UpでREJECTは壊滅した。

安置的にRoyal Never Give Upのいる北西は周りにチームが少なかった。そして南から来たREJECTもクロージングしたことでRoyal Never Give Upは広く展開することができた。
南をクロージングしたRoyal Never Give Upはまず北へ自分たちのポジションを広げていき、その後再度南へ周って更にポジションを広げていった。

南東を制したTeam WeiboはそんなRoyal Never Give Upの動きに合わせるように北のValdus The Murderをキルしに行き、自分たちのポジションを作っていった。

最後Team WeiboとRoyal Never Give Upの3対3になった。お互い頭1個しか出てないような撃ちあいの中でもすぐにカバーが入り、ダウントレードからお互いが蘇生をする展開になった。
その蘇生中、丘の上にいたTeam Weiboは強気に前へ出て蘇生している選手をキルしに行った。対してRoyal Never Give Upは強気に前へ出られず後手に回り、Team Weiboがドン勝を獲得した。

Round5結果

Day2までの総合結果

各試合のドン勝チーム

Round1[Miramar]：Team Weibo
Round2[Miramar]：HVNB
Round3[Sanhok]：Dingoz MPX
Round4[Erangel]：Huya FA
Round5[Erangel]：Team Weibo

情報元

PEL公式Weibo
https://weibo.com/u/7307175708
Huya Live
https://www.huya.com/660006
Liquipedia
https://liquipedia.net/pubg/Peace_Elite_Asia_Invitational/2021
ZooTay選手ツイッター
https://twitter.com/ZoooTay
ZooTay選手YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCrHSTeNEdfRAGEp4HMNJAwg
REJECTツイッター
https://twitter.com/RC_REJECT